フリーランスWEBデザイナーの料金設定はどうすればいい?【お金の話】

悩む男女
アマノ先生

グラフィックデザイナー/WEBデザイナーのアマノです。
今年でフリーランス10年目になります。

この記事はこんな人におすすめ

・フリーランスWEBデザイナーの人
・副業でWEBデザインをしている人
・クライアントから直接依頼を受けるようになった人

フリーランスWEBデザイナーが料金設定で悩んだら

悩む男性

「いくらで見積もりを出せばいいんだろう?」というのは、駆け出しフリーランスデザイナーにとってよくある悩みだと思います。私もフリーランスデザイナーになりたての頃は、見積もりをいくらにすればいいか悩みました。でも、だんだんデザイナー歴が長くなると見積もりを出すのも慣れて、いくらぐらいの料金にすればいいかコツが分かってきます。

この記事では、料金設定や修正料金について、分かりやすく解説しています。

私の体験談を元にしているので、料金設定について悩んでいるフリーランスデザイナーの方は、ぜひ参考にしてみて下さい。

相場の金額を参考にして、決める

フリーランスデザイナー

私がよくやるのが、相場の金額を参考にして、値段を決めるという方法です。例えば、バナーだったら「バナー フリーランス 相場」で検索すれば、大体の金額が把握できると思います。

フリーランスになりたて(開業して1ヵ月~半年ぐらい)で、実績もあまり無い時期であれば、まずは安めの金額に設定しておくと良いと思います。あまり高い金額を見積もると、他のデザイナーに依頼されてしまう可能性があります。

ちなみにバナーのサイズによって金額を変えるフリーランスWEBデザイナーが多いと思いますが、私はバナーのサイズが大きくても小さくても同じ金額にしています。

アマノ先生

私は計算しやすいので、バナーは一律の料金にしていますが、その辺りは自由に設定してみてください!

底値もチェックしておく

ネット上の相場の金額はかなりざっくりしているので、一応底値もチェックしておくことをおすすめします。WEBデザイン関係はクラウドソーシング(ココナラ、ランサーズ、クラウドワークスなど)がいちばん安いと思うので、確認しておきましょう。

最初は安めの金額に設定するのが良いのですが、「底値と同じか底値より少し高い」ぐらいがいいと思います。

時給で貰う

1000円札

私は案件単位(例:ホームページを作成して〇万円)で貰うこともありますが、時給で貰うこともあります。細かい仕事がたびたび発生するような場合は、いちいち見積もりを取っている時間がもったいないので、時給で貰ったほうが効率的です。

【細かい仕事の例】
・誤字脱字チェック
・SNS用の画像のデザインチェック
・問い合わせのメール対応など

時給はフリーランスデザイナーなら、自分で好きな金額を設定できます。
WEBデザイナーであれば、時給2,000~3,000円の間が一般的みたいです。

アマノ先生

私は時給2,000円+消費税を貰っていますが、企業によっては時給2,000円出せないところもたまにあります…。クライアント側から月給を提案されることがありますが、計算が面倒なのと時給で貰ったほうが良いので、私は採用していません。

ここからは、お金に関するよくある質問に答えていきたいと思います。

WEBデザインの修正料金はどうすればいい?

男女

デザインを行う上で必ず発生するのが修正ですが、デザイナーによって修正料金もさまざまです。修正については、大体ⒶとⒷのデザイナーに分かれると思います。

Ⓐ修正は無制限のデザイナー

Ⓐは、修正回数が無制限のデザイナーです。修正料金は総額に組み込まれているので「何回でも修正していいよ」というパターンです。修正無制限のデザイナーってすごいですよね。

Ⓑ修正の料金が発生するデザイナー

Ⓑは修正料金が発生するパターンです。私はⒷの方式を取っています。修正2回まで無料、それ以降は追加料金としてお金をいただいています。さらに「修正1回につき5ヵ所程度」というルールも細かく設けています。

私は修正2回まで無料なので、合計10ヵ所程度なら無料で修正しています。ほとんどのお客さんは修正10ヵ所行えばそれでOK貰えるので、追加の修正をすることはあまりありません。

ただ「修正2回まで無料」というルールをよく分かっていないお客さんだと、延々と修正しようとする人がたまにいます。無限におかわりしようとする、ビュッフェみたいな感じですね。「修正2回まで無料なので、ここからは有料で…」と伝えると、修正がピタッと無くなりますw

私はあまり修正が好きでは無いので、修正が少ないお客さんだとありがたいです。もし修正無制限にしてしまったら「無料だからここも直してよ!」と修正を繰り返すお客さんが来そうなので、修正回数に制限を設けています。

また、大々的に修正=作り直しの場合には、修正料金ではなく「作り直しの料金」を貰うことにしています。

修正料金はいくらぐらいがいい?

修正料金の取り方は人によって違うのですが、自分は基本的に一律で修正2,000円にしています。文字を変えたり目立たせたり、簡単な修正の場合です。逆に修正に時間がかかるもの、例えば大量の写真を加工したり、デザイン案をたくさん出す場合、追加の料金を貰うことにしています。

「元データが欲しい」と言われたら?

元データとは、Photoshopならpsdデータ、Illustratorならaiデータのことです。元データが欲しいと言われたら、そのぶんも別途請求するのがベストだと思います…!(クライアントによっては、言いだしにくいときもあります)

「大量に発注するから安くして」と言われたら?

悩む女性

「大量に発注するから安くして」と言われることもたまにあるかもしれません。私は大量発注は嬉しいですが、安くすることにフリーランス側は全くメリット無いので嬉しくないですw

フリーランスになりたての頃は、とにかく数をこなした方がいいので、安く引き受けるのもアリですが、仕事に慣れてきたら断ってしまっても良いと思います。

さいごに

色々と解説してきましたが「必ずこうしなきゃ」というルールは無いので、基本的には自分のスキルやクライアントの予算感を考えて自由に設定すればいいかなと思います!

こちらの記事では、無料で利用できるフリーランス向けの保険について解説しています。私も加入している保険なので、フリーランスの方は良かったら読んでみてください!

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