UIデザイナーとWEBデザイナーの違いは？それぞれの違いを理解しよう

グラフィックデザイナー/WEBデザイナーのアマノです。
UIデザイナーとWEBデザイナーの違いについて、初心者向けに詳しく解説します。

この記事はこんな人におすすめ

・デザイン初心者の人
・UIデザイナーとWEBデザイナーの違いを知りたい人

1 UIデザイナーとは？
2 WEBデザイナーとは？
3 UIデザイナーとWEBデザイナーの違い
4 まとめ
5 さいごに

UIデザイナーとは？

UIデザイナーは、ユーザーがアプリやウェブサイトとインターフェースを通じて操作する部分をデザインします。UI（ユーザーインターフェース）は、ボタン、メニュー、スライダー、フォーム、アイコン、色、フォント、レイアウトなど、ユーザーが実際に目にし触れる要素です。

主な役割

視覚的なデザインの作成: UIデザイナーは、視覚的に魅力的で直感的なインターフェースをデザインします。これには、色の選定、ボタンの形や配置、アイコンのスタイル、アニメーション効果などが含まれます。
一貫性の確保: デザイン全体で一貫したビジュアルを保つために、ブランドガイドラインに沿って、ユーザーが使いやすく、見た目にも美しいデザインを作成します。
インタラクションデザイン: UIデザイナーは、ユーザーがクリックやタップをした際にどのように画面が反応するか（アニメーションやフィードバック）を考慮してデザインします。

具体例

例えば、スマートフォンアプリのボタンの色や形、フォームのデザイン、押したときの反応など、操作に関わる全ての視覚的な要素がUIデザイナーの担当です。

必要なスキル

グラフィックデザイン: 色、フォント、レイアウトの基本知識とセンス
プロトタイプ作成ツール: Adobe XD、Figma、Sketchなどのソフトウェアの使用スキル
ユーザーエクスペリエンス（UX）の基礎: ユーザーの行動を理解し、使いやすさを考慮したデザインを作るスキル

WEBデザイナーとは？

WEBデザイナーは、ウェブサイト全体のデザインを担当し、レイアウトからナビゲーション、コンテンツの配置まで幅広く手がけます。UIデザインも含まれますが、それだけでなく、ウェブページ全体の構造やユーザーの動線を考慮してデザインします。

主な役割

ウェブサイトの構造設計: ホームページ、サブページ、メニュー、フッターなど、ページ全体のレイアウトを設計し、ユーザーがスムーズにサイト内を移動できるようにナビゲーションを構築します。
レスポンシブデザイン: スマートフォンやタブレットなど異なるデバイスに対応するデザインを作成します。画面サイズに応じて、コンテンツが適切に表示されることを確保します。
ユーザー体験（UX）を重視: ウェブデザイナーは、サイトの使いやすさや目的達成のしやすさ（購入、登録、情報検索など）を考え、ユーザーが快適に利用できるようにデザインします。
SEOとパフォーマンスを意識: サイトのデザインが検索エンジンでの上位表示に影響を与えるため、SEOに配慮しつつ、読み込み速度やパフォーマンスも考慮します。

具体例

例えば、ウェブサイトのホームページのレイアウトを考え、どの順番でコンテンツを配置し、どのようなカラーを使うか、ユーザーが迷わず目的の情報にたどり着けるようにメニューやリンクをデザインします。

必要なスキル

HTML/CSSの知識: ウェブページのレイアウトやスタイリングを理解するために、基礎的なHTMLやCSSの知識が必要です。
グラフィックデザインツール: Adobe Photoshop、Illustrator、XD、Figmaなどのデザインツールを使ってビジュアルデザインを行います。
UXデザインの知識: ユーザーの行動やニーズを理解し、それに基づいてデザインを最適化するスキルが重要です。

UIデザイナーとWEBデザイナーの違い

役割の範囲

UIデザイナー: 主に、ボタン、アイコン、フォーム、色、フォントなど、画面上でユーザーが触れる要素をデザインし、インターフェースの見た目や操作性を改善します。
WEBデザイナー: サイト全体のレイアウト、ナビゲーション、ユーザーフローをデザインし、ウェブサイトの使いやすさや構造全体を設計します。

スキルセット

UIデザイナーは、ビジュアルデザインやインタラクションデザインに重点を置き、主に見た目と使いやすさに関する知識が必要です。
WEBデザイナーは、サイト全体のデザインを統括するために、コーディング（HTML、CSS）の基礎知識やSEOに対する理解が求められます。

コーディングとデザインが分業制の会社だと、WEBデザイナーがコーディングすることは無いですよー。

作業の範囲

UIデザイナーは、ウェブやアプリケーションの「部分」に集中して作業します。例えば、個々の画面やウィジェット、ナビゲーションバーなど。
WEBデザイナーは、サイトの「全体的なフロー」や「構造」にフォーカスし、全ページを通じてのユーザー体験を設計します。

プロジェクトでの役割

UIデザイナーとWEBデザイナーは、しばしば同じプロジェクトで協力して働きます。例えば、WEBデザイナーが作ったページ全体の構成やユーザーフローに基づき、UIデザイナーがボタンやメニュー、アイコンの詳細を設計します。2つの職種は補完関係にあり、どちらもユーザーにとって快適で使いやすいデザインを目指しています。